シェイク運動訓練によるセルフメディケーション:Self Medication by shaking exercise
上肢機能訓練装置:ハンドジグリング(HJA-100)
ハンドシェイク運動は、手、腕、肘等揺すりたい部位をハンドアームに載せて揺動訓練を行うトレーニングとなります。脳卒中後遺症の痙縮で腕があがらない、動かすことが困難等、自主トレーニングを行うことに難しさをお持ちの方でも器械を使ってスムーズに動作トレーニングを行っていただけます。
このページでは、以下のご説明をさせていただきます。
1)基本仕様
2)特徴
3)基本的な使い方

シェイク運動訓練装置の基本仕様
定格電圧:DC12V/2A
定格消費電力:20W
電源:ACアダプター使用
振動回数:120rpm~240rpm
定格時間:タイマー設定時間5分/10分
重量・寸法:8kg、奥行361×幅270×高186mm
耐荷重:9~7kg
日本製
(本製品は、上肢をハンドアームに載せることで上下の動きをサポートする健康器具で
医療機器ではありません)
2025年3月14日発売開始
販売価格 260,000円(税別)
シェイク運動訓練装置の特徴
シェイク運動訓練装置の最大の特徴は、マヒのある方でも効率的に自主訓練を行うことができるよう設計されていることです。脳卒中の後遺症をもたれている患者さんは、マヒ手を動かすトレーニングを行うように指導されますが、マヒのある手を動かす訓練を自主的に行うにも限界があります。そこで、東京慈恵会医科大学リハビリテーション医学講座では、器械を使い患者さんの自主訓練をサポートすることで訓練の成果をあげることができるかという課題で臨床研究を行いました。その成果をもとに、シェイク運動訓練装置は開発されました。
弊社は、下肢のゆすり器に長く携わってまいりましたが、開発の中で最も苦労したのが動作音にあります。下肢のジグリング器とは異なり手元で使用することが前提となっておりましたので、動作音をできる限り抑えるため、下肢のジグリング器で採用していた安価な変速ギアに代わる変速システムを開発し、より快適にゆすり運動をトレーニングとして行っていただけるようにハンドシェイク装置として仕上げることができました。また、揺動の速度も下肢のジグリング器では、3~5Hzの揺動周期でしたが、下限を2Hzとすることでより上肢トレーニングに適した運動サポート周期を実現いたしました。速度をゆっくりにおとし、荷重をかけることでこれまで以上に器械にパワーが必要となりますが、これらの要件をすべてクリアし完成することができました。
毎日の辛い訓練をより安全に、また、テレビを見ながら、おしゃべりをしながらなどながら訓練でお気軽に行えるような仕様になっております。

ハンドシェイキング運動トレーニングを行うための訓練装置「ハンドジグリング器」の特徴をご紹介する動画となります。