健康ゆすり

自動ジグリング器「健康ゆすり」JMH100についてのご紹介をさせていただきます。ここでは、基本的な操作方法をご紹介いたします。その後に、機器の特徴をご紹介させていただきます。また、製品についてのよくあるご質問も随時掲載させていただきますので、ご確認ください。

1)基本的な操作方法

2)自動ジグリング器「健康ゆすり」の特徴

3)よくあるご質問

自動ジグリング器 「健康ゆすり」JMH-100

主な取引先: 医療系ディーラー・病院等医療施設
【特許取得済】特許出願番号: 2012-111745
「健康ゆすり」® は商標登録済みです。
家庭用電気マッサージ器: 使用目的・効能効果
あんま、マッサージの代用。一般家庭で使用すること。

かかとを機器に載せ運動させることでびんぼうゆすりに似たマッサージ効果を再現。下肢に対し生体反応と同様な上下のストローク運動を加えることで下肢の健康維持に必要な施術を行うことができます。
速度は毎分200~300回の範囲で無段階に調節可能。下肢に心地よいストロークに設定することが出来ます。
また、タイマー機能によって5分、10分、20分の作動時間を選ぶことができます。

①自動ジグリング器「健康ゆすり」の基本的な操作方法

操作パネルについて

操作部4か所 ①主電源 ②開始/停止ボタン(赤) ③時間設定ボタン(白) ④速度調節ツマミ

「健康ゆすり」は以下の手順でご利用ください

①コンセントを入れ、主電源をオンにします
②主電源ランプが点灯し、電源ランプ及び時間ランプ5分が点灯します。
③その後 時間設定・速度調整を行います。

施術時間の設定方法

施術時間は時間設定ボタンを押して設定します。
電源を入れた時には5分で設定されています。

【10分に設定する場合】
時間設定ボタンを1回押すと10分が点灯します。

【20分に設定する場合】
もう一度時間設定ボタンを押すと時間ランプが2つ点灯します。これで連続20分タイマーが設定されました。

設定が20分の状態でもう一度、時間設定ボタンを
押すと5分の設定に戻ります

速度の設定方法

速度調節は速度調節ツマミを回して調節します。

速度調節は、遅いところから始め、心地よい速さで施術するようにして下さい。連続して長時間使用をする際はタイマーが切れてから多少間隔を空けてご使用下さい。

【※注意事項】
速い方が、結果が良くなるということではありません。リラックスして、体の負担にならないように施術を行うことがもっとも大切です。

②自動ジグリング器「健康ゆすり」の特徴

特徴その①片脚仕様

自動ジグリング器「健康ゆすり」の大きな特徴の一つに片脚仕様に作られているということがあげられます。

通常のマッサージ器では、両脚を同時に施術するものが多いと思いますが、健康ゆすりは特に変形性股関節症の方のために医師の監修を受けて規格がつくられております。詳しくは、後ほどよくあるご質問の中でご紹介させていただきますが、主に下記の理由で片脚仕様として作られております。

①人が自然に行うびんぼうゆすり様運動を再現するには片脚ずつストロークを行う必要があります。つまり、びんぼうゆすり様運動を忠実に再現するためには重心を片側にほんの僅かだけ傾けて、ゆする側への負荷を減らす必要があるということです。健康ゆすりは自然なジグリング運動を再現するために敢えて片脚仕様に規格されているのです。

②変形性股関節症の方の中には、片脚を関節温存手術する場合もあり片脚だけの施術を必要とする。(術後のリハビリに使用する)

③「禁忌事項に人工関節に置換している側の脚をのせて利用しない」としております。これは、人工関節のタイプによっては長期間のゆすり運動により、人工関節への負荷(摩耗)を現段階では完全には否定できないためですが、ジグリングを必要とする方には片側人工関節、片側自身の股関節という方も多く、機械を両側仕様にすると両脚を乗せたくなるため、敢えて片脚仕様にすることで注意喚起を促しているという意味もあります。

 

 

特徴その②ストローク運動

自動ジグリング器「健康ゆすり」の2つ目の大きな特徴は、その揺すり方にあります。自動ジグリング器が再現するびんぼうゆすり様運動は、先に記しましたが人が自然に行う”びんぼうゆすり”をできる限り忠実に再現することにあります。「健康ゆすり」では、フットペダルの高さを約1cmとし、そこからペダルの上下動を約1cm行うように設計されています。つまり、踵をフットペダルの上に乗せて約2cmの高さまで踵を上げる運動を行うことになります。この2cmという高さのストローク運動が、正しいびんぼうゆすり様運動=ジグリング運動ということとされています。

正しいジグリングを行うためには、ただ脚をゆすったり、バイブレーションしたりするということではなく、脚をストロークさせるという指導のもと設計されております。

 

特徴その③ストローク回数

自動ジグリング器のストローク回数は、速度調節つまみの中間の速さを1分間に約240回の上下運動としています。これも人が自然に行うびんぼうゆすりの回数を再現するためです。性別や下肢の筋力によって多少の差はありますが、人がびんぼうゆすりを行う際には平均的に毎分250回の上下運動を行うと観察されています。そのため中間点を、約240回とし、治療として施術を行う際には下肢に負担を掛けない程度の遅い速度から始めて慣れてきたら徐々に中間点に近づけるようにして施術を行うのが理想てきな使用方法となります。

速度が速ければ良いという訳ではありませんので、ご注意ください。

ご自身の筋力にあわせた無理のない施術を行うようにしてください。

 

特徴その④タイマー設定

健康ゆすり器のタイマーは、5分、10分、20分に設定されています。5分、10分とくれば次は15分か30分じゃないの?と疑問をもたれた方もおられるかもしれませんが、これも指導のもとに規格された時間設定なのです。

自力で意識してびんぼうゆすりを行うとよくわかりますが、5分どころか1分行うことも結構大変なことです。場合によっては、筋肉痛を起こしたり足がつってしまったりすることもあります。

自動ジグリング器を使用すると誰でも簡単に、このびんぼうゆすり様運動を行うことができるため、長い時間ジグリングを行うためにもっとタイマーの時間設定を長くしては?と思われるかもしれません。しかし、連続して長時間行うことにより脚がかえって疲労してしまう可能性があるという指導をうけ、最長連続時間を20分と指定をうけました。普段運動をあまりしない方でも10分、20分程度なら散歩をしてもそれほど疲れは出ませんが、30分となると疲労もたまってしまいます。そこで、最大20分とすることで、いったん少し休憩をして脚を休めてから行うようにとの配慮からタイマーの時間が設定されたのです。

 

特徴その⑤誰でも簡単にジグリング

びんぼうゆすりというと誰でも簡単にできるものと思っていませんか?

観察によると、リズミカルにまたスムースにびんぼうゆすりができる人はそれほど多くないということがわかっています。特に、健康のためにジグリング運動を必要とするかた、その中でも女性でちゃんとジグリング運動をご自身で行うことができる方が大変少ないということが確認されております。

そこで、なんとか誰でも正しい”びんぼうゆすり”を行い健康的な下肢の維持を行うことができる機械がないものだろうかという患者さんのためを思う医師の願いが込められ企画された製品が自動ジグリング器「健康ゆすり」なのです。

皆様の下肢・足腰の健康維持、ひいては健康長寿を願う医師の思いが込められた自動ジグリング器を是非お試しください。

 

③よくあるご質問

Q:健康ゆすりは、なぜ両脚ではなく、片脚仕様なの?

A:特徴にも記しましたが、非常に多くいただいているご質問です。
片足仕様にしている理由はいくつか理由があります。

自動ジグリング器「健康ゆすり」は、管理医療器で下肢のマッサージ器としての認証を受けて製造されております。ご利用者を変形性股関節症の方を主に対象として監修を受けて規格しているため、片脚仕様としております。正しいジグリングの方法は、ジグリングを行う側の脚にできる限り負荷をかけないように行わなくてはなりません。そこで、片脚仕様とすることで、施術を行わない側に少し重心を傾けて身体を支え、施術を行う側に負荷がかからないようにとの配慮から敢えて片脚仕様とされています。フットペダルに両足の踵を乗せて、実際にやってみられた方は気づかれたかもしれませんが、両足をペダルに乗せますと、上半身までゆらゆらと揺れてしまいます。重心が片側で支えられていないと、十分なジグリングの効果を発揮することができない可能性があります。

また、現在のところ人工関節に置換されている方は、材質にもよりますが、摩耗のリスクを否定しきれないことからご使用をお控えいただいております。患者さんには、片側を人工関節、反対側を生体関節という方が多くおられます。その生体関節にも股関節症の症状が出てしまい、ジグリングによる保存療法を行う場合があり、両脚仕様にしてしまうとつい人工関節の置換側も一緒に施術してしまうということが考えられます。自動ジグリング器によるストローク(ゆすり)運動は、マッサージとして血行を促したり、筋肉痛やコリを緩解したりの効果を期待でき脚のケアにご利用いただくことができますが、人工関節への影響については、検証が済んでおりません。今後検証してまいりますが、リスクを回避していただくため現時点ではご利用を控えていただいております。そのためにも敢えて片脚仕様とさせていただいております。

 

Q:ジグリングを行う時間は、一日二時間程度といわれる理由は?また、それ以上やってもいいの?

A:ジグリング保存療法を提唱された井上明生先生が、関節症のみられない肋胸関節で”呼吸による負荷のかからない小刻みなコスリ運動”(CPM)を人間が一日どのくらい行っているか?という問いに対し、約23000回という答えを導き出されました。その「23000回に値する時間」が自動ジグリング器を使用することでおおよそ1時間半~2時間でこの回数をこなせるということがわかりました。

そのため、ジグリング保存療法での一日の施術時間の目標として2時間を推奨させていただいておりますが、二時間以上使用するとダメ!ということではございませんので、無理なく毎日コツコツとご自身のペースで続けていただくのが一番の理想ということになります。

 

Q:約二時間の理由はわかったけど、連続して二時間も施術していいの?

A:約二時間を一日の中で数回に分けて行って下さい。
この質問も、特徴の中で記載しておりますとおり、タイマーも20分が敢えて最長に設定されております。連続使用は20分を目安にご使用ください。20分経過したら、5分~10分の休憩を挟み、再度20分の施術を開始してください。最低でも5分程の休憩時間を挟んでいただければ、身体には負担がかかりにくくなるかと思います。もちろん、30分、1時間など長い時間の休憩を挟んでいただいても問題ございませんので、ご自身のペースで休憩時間を取り入れて施術を行って下さい。

 

 

Q:時間短縮のため両脚を施術したいけど、二台使って施術してはいけないの?

A:二台使用することは可能ですが、推奨はしておりません。
正しくジグリングを行っていただくためにも、片脚ずつ施術を行ってください。

 

 

Q:器械の置き方について、縦置きと横置きどちらがよい?

A:どちらでも可能ですが、ご使用される環境などに合わせて置き方を変えていただければと思います。
横向きに設置しますと、足がどんどん前へズレていってしまう、というお声もございますが、タオルを敷いていただく、滑り止めシートなどの活用で改善されるかと思います。

 

 

Q:速度調整はどうしたらいいの?速い方がはやくよりよい効果が見込める?

A:速い設定で施術を行っても、遅い設定で施術を行っても、効果は変わりません。
特に使い始めの頃は身体が慣れてくるまでは、しばらく遅いスピードで様子をみましょう。物足りなくなってきた、という具合であれば、少しずつ身体を慣らしてスピードを上げても構いません。

 

 

Q:ジグリングの指導を受けられる、機器を一度使ってみたいが、どこに行けばいいのか?

A:ジグリングの指導が受けられる施設に関しては、当ホームページトップにリンクがございますので、ご参照ください。
指導は受けなくてもよいが、機器だけを試しに使ってみたい方は、弊社までご相談ください。

 

 

Q:長年使用して音が大きくなった気がするが?

A:自動ジグリング器「健康ゆすり」には、消耗部品があります。ご使用の頻度、負荷の度合いにより耐久性は異なりますので一概に耐用年数を試算することはできませんが、2~5年程度で消耗部品を交換する必要がございます。器械に違和感を感じたらお早めにご購入いただいた販売店または、弊社、メーカーまでご連絡をいただければご対応させていただきます。

 

 

Q:自力と器械を使ったジグリングの違いは?

A:ジグリングそのものの違いはないと考えられます。しかし、自力でのジグリングは、力まずにリラックスした状態で小刻みに動かし続けなければなりません。そのため、器械と比べると時間や体力的な負担も多くなってしまいます。無意識にジグリングを行っている場合は別ですが、意識的にやろうとするとなかなか大変です。

 

 

Q::椅子に座ってやらなきゃダメ?

A:座椅子や寝ころんだ状態でもジグリングは可能です。詳しくはHPの使い方一覧をご覧ください。

 

Q:股関節の痛みが強くなったように感じるときはどうしたらよい?

A:使い始めの頃は、今まで動かすことのなかった場所をピンポイントでゆらしてほぐしていくので、疲労感がでたり、何かしらの違和感を感じることもあるかもしれません。ご使用開始間もない時期には、必ずスピードを一いちばん遅い設定から始め、施術間隔での休憩を長めにとり、施術時間を調整することをおすすめいたします。
しかし、施術することで痛みがより強くなったと感じられるときには直ちに使用を中止して医師にご相談ください。