特徴にも記しましたが、非常に多くいただいているご質問です。片足仕様にしている理由はいくつか理由があります。
自動ジグリング器「健康ゆすり」は、管理医療器で下肢のマッサージ器としての認証を受けて製造されております。ご利用者を変形性股関節症の方を主に対象として監修を受けて規格しているため、片脚仕様としております。正しいジグリングの方法は、ジグリングを行う側の脚にできる限り負荷をかけないように行わなくてはなりません。そこで、片脚仕様とすることで、施術を行わない側に少し重心を傾けて身体を支え、施術を行う側に負荷がかからないようにとの配慮から敢えて片脚仕様とされています。フットペダルに両足の踵を乗せて、実際にやってみられた方は気づかれたかもしれませんが、両足をペダルに乗せますと、上半身までゆらゆらと揺れてしまいます。重心が片側で支えられていないと、十分なジグリングの効果を発揮することができない可能性があります。
また、現在のところ人工関節に置換されている方は、材質にもよりますが、摩耗のリスクを否定しきれないことからご使用をお控えいただいております。患者さんには、片側を人工関節、反対側を生体関節という方が多くおられます。その生体関節にも股関節症の症状が出てしまい、ジグリングによる保存療法を行う場合があり、両脚仕様にしてしまうとつい人工関節の置換側も一緒に施術してしまうということが考えられます。自動ジグリング器によるストローク(ゆすり)運動は、マッサージとして血行を促したり、筋肉痛やコリを緩解したりの効果を期待でき脚のケアにご利用いただくことができますが、人工関節への影響については、検証が済んでおりません。今後検証してまいりますが、リスクを回避していただくため現時点ではご利用を控えていただいております。そのためにも敢えて片脚仕様とさせていただいております。