会社概要・代表挨拶
会社概要
社名 | Shisei Medical株式会社 |
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所在地 | 東京都大田区西糀谷1-5-11三徳ビル1階 EAST |
TEL | 03-6423-9323 |
FAX | 03-6423-9322 |
営業時間 | 9:30-17:30 |
定休日 | 土日祝日 |
代表者名 | 代表取締役 伊藤 武史 |
創業 | 2020年4月1日 |
設立 | 2020年5月1日 |
高度管理医療機器等販売業・貸与業 許可 取得 | 2020年10月 |
ジグリング事業沿革
2002~4年 | 久留米大学名誉教授井上明生先生が、びんぼうゆすり運動を変形股関節症の保存療法に取り入れる |
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2012年 | NHKためしてガッテンにて、井上先生の変形性股関節症に対するびんぼうゆすり運動の効用が紹介される |
2013年 | 西日本整形災害外科学会において、柳川リハビリテーション病院リハビリテーション科部長廣松聖夫先生が、Jigglingを併用したキアリ骨盤骨切り術を発表 |
びんぼうゆすり器が完成 | |
2014年5月 | びんぼうゆすり器販売開始 |
2014年7月 | 「健康ゆすり」指定管理医療器製造販売認証書発行・受理 |
2014年12月 | 「健康ゆすり」販売開始 |
2016年3月 | 第1回ジグリング研究会準備会議開催 (3回の準備会議を経て) |
2016年10月 | 第1回ジグリング研究会開催 (第43回日本股関節学会学術集会会期に併せて同会議場にて開催) |
健康ゆすり製造工場の移管(業展から日塑) | |
びんぼうゆすり器の販売終了・管理医療器としての健康ゆすりに製品一元化 | |
2017年6月 | 九州ヘルスケア産業協議会「モノづくり貢献大賞」特別賞受賞 |
2017年9月末 | 日塑より健康ゆすり器出荷開始(移行期間約11か月) |
2019年1月 | 久留米大学名誉教授・柳川リハビリテーション病院名誉院長井上明生先生御永眠 |
2019年11月 | 第46回日本股関節学会学術集会参加・企業展示 |
2020年5月 | ジグリングの更なる普及を目的とし、Shisei Medical株式会社設立 |
2020年10月 | 第47回日本股関節学会学術集会参加・企業展示 |
2021年10月 | 第48回日本股関節学会学術集会参加・企業展示 |
2022年4月 | 第1回日本股関節学会骨切りセミナー企業展示 |
2022年10月 | 第49回日本股関節学会学術集会参加・企業展示 |
2023年2月 | 第53回日本人工関節学会学企業展示 |
学会出展
2014年 | 日本股関節学会 |
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2015年 | 日本整形外科学会 日本再生医療学会 日本股関節学会 ランチョンセミナー共催 |
2016年 | 日本整形外科学会 日本リハビリテーション学会 日本骨軟部腫瘍学会 フットケア学会 |
2017年 | 日本整形外科学会 日本リハビリテーション学会 フットケア学会 日本股関節学会 |
2018年 | 日本整形外科学会 日本リハビリテーション学会 日本股関節学会 ランチョンセミナー共催 |
2019年 | 日本整形外科学会 日本リハビリテーション学会 日本股関節学会 |
2020年 | 日本整形外科学会 日本股関節学会 |
2021年 | 日本リハビリテーション学会 日本股関節学会 |
2022年 | 日本リハビリテーション学会 日本股関節学会 日本股関節学会骨切りセミナー |
2023年 | 日本人工関節学会 日本リハビリテーション学会 日本股関節学会 |
2024年予定 | 日本股関節学会第3回骨切りセミナー 日本リハビリテーション学会学術集会 日本股関節学会 |
ご挨拶
令和6年5月1日で、弊社も設立から4年が過ぎます。
会社設立の年には、新型コロナウィルス感染症の拡大による影響を受け、会社としては苦しい立ち上げの時期が3年間続きました。その間も、久留米大学名誉教授(故人)井上明生先生が立ち上げられたジグリング研究会の運営事務局として特定臨床研究のサポート業務を通じてジグリングの研究、普及に微力ながら社員一同心を込めて努力し、また、その間多くの変形性股関節症に悩まれている患者さんの声もお聞きしてまいりました。
ジグリングを行うことで、手術を回避できた患者さん、結果的に手術を受けることになったが手術の時期を延期することができた患者さん、様々な方々とお話をする中でジグリングの効用を知ることができたことは大きな成果だと感じています。
また、これから発表されるジグリングの新たな試みとして、股関節だけではなく、膝、肩の関節症のリハビリ、また、脳卒中や事故の後遺症による痙縮のための訓練などリハビリテーションの分野でジグリングが少しづつ取り上げられるような機会も得ることができ、ますます医療との連携を深め、日々患者さんに応対されておられる医師の方々との情報交換をしてゆかなくてはならないと感じております。
5年目という新たな節目を迎え、股関節をはじめとする関節症、また、年々悪化してゆく痙縮に悩まれておられる患者さんに対し、我々にできることは何かと考えると医師、また、患者さんに向けた情報発信に集約されるのではないかと思いました。患者さんの悩みを改善できる機会を逸することなく医療現場に情報と器械を届ける。当たり前のことかもしれませんが、一人でも多くの患者さんに寄り添った事業をこれからも続けてゆくことができればと改めて感じております。侵襲のない保存療法で多くの患者さんのお役に立つことができるよう粉骨砕身の努力をいたして参ります。
最後になりますがジグリングの事業にご理解をいただき、また、サポートをいただいている多くの皆様に心より感謝申し上げ致します。
2023年を迎え、弊社も設立3年が過ぎようとしております。
世界的な新型コロナウィルス感染症のまん延により設立当初の事業計画は大きく修正せざるを得ない状況ではありますが、多くの方々のご支援、ご指導を受け、また、励まされながらジグリングの普及に向けて邁進する日々。
経営を取り巻く環境は決して良いとは言えない中ではありますが、本当に感謝の絶えない毎日を送らせていただいております。
弊社の事業は変形性股関節症に対するジグリング療法の普及を中心としておりますが、単なる自動ジグリング器の販売ではなく、保存療法におけるジグリングの有効性を広く医療従事者に働きかけるため学会への参加をはじめ、医療セミナーを実施しております。また、ジグリングを応用した臨床研究のサポートを実施しており、2023年現在2つの特定臨床研究のサポート業務を行っております。
2023年から2024年にかけては、あらたな機器の開発をすすめより患者さんに負担の少ない治療法である保存療法(リハビリテーション)をご提案いたします。
今後も医療との連携を密にとり、
経営上、また、弊社のすべての決断の判断基準である「これは、患者さんのためになるのか?」という問いをを常に忘れることなく患者さんのQOLの向上とリハビリテーションに寄与するため全力をつくしてまいります。
これまで同様、これからも皆様のご支援、ご厚情を賜りますようよろしくお願いいたします。
令和5年1月11日
ShiseiMedical株式会社
代表取締役 伊藤武史
産業に限らず、社会、世界、人類、そしてすべての生命にとっては、先人からの恩恵を受けないものは何一つ存在しません。
わたしたちは、いつの時代においても時間という流れの中でつながっているからです。
また、同じ時代の中にあっては、お互いの存在が大きく、また、小さく干渉し影響しあう中でそれぞれが存在しています。
この度、医療という分野で事業を起こすにあたり、この時間軸と時代軸という縦と横の連鎖について色々と考える事がありました。
詳細は沿革にも記したいと思いますが、わたしたちが主幹事業として営みを決断したジグリングにもこうした縦横の繋がりが大きく影響していることは言うまでもありません。
医療従事者ではないわたしに医療従事者の心得を教えていただいたのはジグリング療法を提唱された久留米大学名誉教授であられた井上明生先生(故人)でした。
「すべては患者さんのため…」 井上先生はいつもこう話されておられました。
十数年の観察研究を経て、びんぼうゆすり様運動(ジグリング)が慢性疾患である変形性股関節症の患者さんの症状の回復ができる。すべての患者さんに効果が見られるのではないにしても、ある一定の割合で手術を回避、もしくは延期できる。
このことを発見されてから、井上先生は晩年80歳をこえてからも日本中の患者さんを受け入れ、また、一人でも多くの患者さん、また医療関係者の方々に知ってもらうべく全国でご講演をされるなど精力的に活動をされました。
井上先生は、御高名な医師でありながら、医療関係者からの中傷をご承知の上で股関節症の最先端をいく人工関節による移植医療に一石を投じられました。
最高の医療は予防医学であり、次に侵襲のない保存療法、そして、それらではどうしようもない時に侵襲治療、最後に移植医療と位置づけ患者さんの治療にあたられておられました。
「一度失った自分の関節は、もう、二度とは戻ることはない…」 可能性が少しでもあるのであれば、まずは保存的に効果の認められる治療(ジグリング)をすすめてみて、最後の選択肢として人工関節の移植がある。
これは、お話をお伺いするとよくおっしゃっておられた言葉でした。
医学的な知識のないわたしに毎月、時には毎週のようにお時間を取っていただき様々な教えをくださった井上先生は、言うまでもなく、わたしにとって最高の師であり、先生でありました。
「すべては、患者さんのため…」 ジグリングを通して、様々な患者さんにお会いさせていただきましたが、井上先生のこのお言葉が医師ではないわたしにも大きな支えとなり、井上先生がご逝去されるまでの6年半お手伝いをさせていただくことができました。
“事に仕える”という仕事の本来の意味を教えていただいた井上先生には心より感謝申し上げたいとおもいます。
また、びんぼうゆすりからジグリングへと井上先生の患者さんに対する思いが、進化をする中で、この事業を発展させていくためには様々な方々の熱意が注がれてもきました。
びんぼうゆすりを治療とするためには器械の存在が不可欠であり、これを形にされたのが発明家であられる株式会社MKR-Jの塚迫社長でした。
また、事業展開をするにあたり有限会社イマジネイションの中村社長も塚迫社長との二人三脚で奔走されました。
そして、株式会社SIHDの山田会長が、股関節症を患われたお母様のために製品化を決断し投資・研究開発を重ね、グループ会社の株式会社トップランの平田社長のもと、ようやく完成したのが「健康ゆすり」という製品です。
一方医療分野では、股関節治療においてトップクラスの著名な医師の先生方がジグリング研究会のメンバーとして患者さんのために熱い想いをもって集い、井上先生がご提唱されたジグリング療法の更なる研究を現在も行ってこられています。
ジグリングの啓蒙活動には、出版社である株式会社H&I社の稲瀬社長のご厚情を忘れることはできません。
採算を度外視し健康365という健康誌の坂巻副編集長に全国の医療機関の取材を許していただいたからこそジグリングの知名度を急速に上げることができました。
さらに、ジグリング普及のために全国の医療ディーラーの皆様、お取り扱い店の皆様の多大なご協力とお力添えがあったことは言うまでもありません。
そして、今回ジグリングの事業部を事業として成立するにあたっては旧知の知人でありますが全くの異分野の事業から株式会社ビルプランナーの山城社長、また、株式会社プロシードの小寺社長の多大なるご支援をいただきましたこと感謝の念がたえません。
本来であれば、ご協力・ご支援をいただいたすべての皆様をご紹介させていただきたいところではございますが別の機会に譲らせていただきますこと心苦しくもございますがご容赦いただければ幸いです。
ここにご紹介させていただいた皆様の思いは、井上先生のおっしゃられた「すべては、患者さんのため…」という言葉にご共感されたというところに行きつくと思います。 わたしどもは、こうした皆様の善意の結晶の上に事業を立ち上げさせていただきました。何度繰り返しても足りない程、感謝の念にたえません。
Shisei Medicalという社名は、至誠を尽くし事にあたるという意味で命名いたしました。 ジグリング事業を支えていただいたこうした大恩人の思いに恥じることなく、社員一同一丸となり「すべては患者さんのために」という与えられた使命を完遂すべく、至誠を尽くし、ことにあたってまいりたいと思います。
産声を上げたばかりの会社ではございますが、皆様のご指導を今後とも賜りますようよろしくお願い申し上げ、また、長々となりましたことお詫び申し上げ、ご挨拶とさせていただます。 ありがとうございます。
令和2年5月吉日
Shisei Medical株式会社 代表取締役
伊藤武史